食物繊維について
食物繊維の種類
食物繊維には、どのようなものがあるの?
食物繊維には大きく分けると、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」、水に溶ける「水溶性食物繊維」の2種類があります。
- ①不溶性食物繊維
- 野菜や穀物などの皮の部分などに多く含まれる長い筋で、ザラザラしているのが特徴です。 繊維状のものと、蜂の巣状のもの、へちま状のものがあります。
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【不溶性食物繊維を多く含む食品】
穀類、野菜、豆類のほか、エビやカニなど甲殻類の殻にも含まれています。
- ②水溶性食物繊維
- 海藻類や果物などに多く含まれるもので、ネバネバ系のものとサラサラ系のものがあります。
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【水溶性食物繊維を多く含む食品】
昆布、わかめ、こんにゃく粉、果物、大麦、オート麦などに含まれています。
昆布を切った時にネバネバして見えるのが水溶性食物繊維です。
ただし、昆布の水溶性食物繊維は粘りが強く、水溶性と不溶性を分けて測定できないので、日本標準食品成分表には総食物繊維しか記載されていません。
こんにゃくは水溶性?不溶性?
こんにゃくの原料(こんにゃく粉)は水に溶けますが、一般的に食べられているこんにゃくになると水に溶けない性質になります。
なぜそのようになるかというと、こんにゃくを固める過程でアルカリ性となり、枝分かれになっている食物繊維がアルカリ性の影響でくっついてしまうことにより、水に溶けない不溶性に変わるのです。
そのため、一般的に食べられているこんにゃくは水溶性ではなく不溶性食物繊維に分類されます。
食物繊維コラム
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